展示・進入・スタート / 図解と例題
展示の見方と確認順序
スタート展示と周回展示で見るポイントを解説。確認する順番とメモの例から、記録の読み方、走りの見方、本番で改めて確かめたいことを学びます。
まず、ここから
展示は、進入とスタートを見る「スタート展示」、旋回や直線を見る「周回展示」に分けて確認します。どの艇の、いつの動きかを記録し、本番のコース・ST・着順とは区別しましょう。
このページで分かること
2つの展示で注目する動きと、表示された情報・自分が見たこと・まだ分からないことをメモする方法を学びます。
先に知っておく言葉
- 展示
- 本番前に行う展示航走。スタート展示と周回展示があり、それぞれ確認できる動きが異なります。
- 進入
- スタートに向けてコースを取ること。艇番と、内側から数える進入コースは分けて読みます。
- スタートタイミング(ST)
- STは、スタートの基準となる0秒からの通過時刻を100分の1秒単位で表したもの。ここでは展示の値を、本番の値と区別します。
01 展示の種類で、見る動きを切り替える
本番前の展示航走には、スタート展示と周回展示があります。それぞれ注目する動きが違うので、まず、今見ているのがどちらかを確かめましょう。出典:展示航走
進入・スタート
スタート展示
本番を想定して、コース取りとスタートを行います。
- ピットを出る動き
- 内側からの艇番と進入コース
- 展示でのST
本番も同じコースになるとは限りません。
旋回・直線
周回展示
本番前に、旋回や直線の走りを見せるために周回します。
- ターンに入ってから回る動き
- ターンを抜けた後の走り
- 直線を走る様子
まずは見えた動きをメモし、それだけで機体の良し悪しを決めつけないようにします。
艇番とコースの数え方は、進入・スロー・ダッシュ・カドで図と照らし合わせられます。
理解チェック
スタート展示では4号艇が3コースだった。本番も3コースと考えてよい?
答えを見る前に、理由をひと言で説明してみましょう。
答えと理由を読む
本番も同じとは限りません。確認できたのは、展示での進入です。選手間の駆け引きによってコースが変わる場合があるため、メモには「展示では4号艇が3コース」と書き、本番の進入も確かめましょう。
02 展示を見るときの、4つの確認
初めから全艇のすべてを判断しようとせず、まずどのレースかを確かめ、スタート、周回の順に見て、最後に表示とメモを見比べます。見落としを減らすために、このページでは次の順序をおすすめします。着順を予測するための採点表ではありません。
- 01
どのレースの展示か確かめる
レース場・日付・レース番号・艇番を確認する。
展示映像か本番映像か、いつの情報が表示されているかも確かめる。
- 02
進入とスタートを見る
ピットを出る動き、内側からの艇番、展示STを記録する。
「展示では」と書き、本番も同じコースやSTになるとは決めつけない。
- 03
旋回と直線を見る
周回展示のどの場所で、どんな動きが見えたかを残す。
旋回中と直線の走りを分け、見えなかった部分を推測で埋めない。
- 04
表示とメモを見比べる
直前情報がいつのものか、気象の表示や部品交換欄も確かめる。
表示された記録、自分が見たこと、まだ分からないことを分ける。
直前情報の部品交換欄は、凡例で部品名を確かめます。「交換あり」という表示と、「交換で走りが良くなった」という解釈は別です。展示で動きが変わって見えても、その原因を部品だけに特定することはできません。確認先:部品交換凡例
交換の記載から分かる範囲は、モーターの部品交換を読むで確認できます。

全部を一度に判断しなくていいんだね。まずは、見えた動きをそのままメモしてみよう。
03 見えたことを、そのままメモする
練習用の例
4号艇について、どこまで説明できる?
練習用に、レース場Xの第1レースを考えてみましょう。展示の表示は「4号艇・3コース・ST 0.08」。周回展示を見た人は「第1ターンマークで、4号艇の旋回が外へ広がったように見えた」とメモしました。
これは説明のために作った例で、実際のレースや機体の評価ではありません。本番のコース・ST・着順は、この例では決めていません。
表示された記録
4号艇 / 展示3コース
展示ST 0.08
この例では、展示の0秒から0.08秒後にラインを通過したという情報です。本番のSTではありません。
観察したこと
第1ターンマークで
旋回が外へ広がって見えた
場所と動きを残します。「見えた」という観察であり、モーターの出力を測った記録ではありません。
この情報だけでは分からないこと
- 本番でも3コース・ST 0.08になるか。
- 旋回が広がった理由が、操縦・機体・水面などのどれにあるか。
- この艇が本番で何着になるか。
「モーターが弱いから負ける」と書いてしまうと、見えた動きだけで原因や本番の結果まで決めつけることになります。「実際に見たこと」と「そこから自分が考えたこと」を分けて書くと、何を確かめる必要があるかも分かります。
0秒を基準とするSTの意味は公式用語辞典、展示と本番のコースの違いはスタート展示の解説で確認できます。
平均・展示・本番のSTを数値で比べたい場合は、STの意味と比較の注意点へ進みます。
理解チェック
展示STは0.08、旋回は外へ広がって見えた。この2つから「モーターが弱い」と判断できる?
答えを見る前に、理由をひと言で説明してみましょう。
答えと理由を読む
その2つだけでは判断できません。STは展示でラインを通過した時刻、旋回のメモはその場で見えた動きです。どちらも機体だけの性能を測ったものではありません。表示された記録と自分が見た動きを分けて書き、旋回が広がった理由は、まだ分からないと考えましょう。
04 いつの情報か、もう一度確かめる
映像を見終えたら、メモしたレースと表示情報がいつのものかを、もう一度確かめます。BOAT RACE公式サイトの直前情報では、水面気象情報は原則として直近のレースの天候を表示すると案内されています。そのため、気象欄の数値が、いま見ている展示の瞬間のものとは限りません。出典:直前情報の更新内容
- 対象:どの場・日付・レース・艇番の展示だったか。
- 時点:展示の記録、直前情報、本番の結果を混ぜていないか。
- 根拠:公式に表示された内容か、自分の観察・解釈か。
- 未確認:映っていない動きや、表示のない情報を埋めていないか。
理解チェック
気象欄の数値は、いま見ている展示と同じときの天候だと考えてよい?
答えを見る前に、理由をひと言で説明してみましょう。
答えと理由を読む
まず、いつの天候が表示されているかを確かめましょう。公式サイトは、水面気象情報を原則として直近のレースの天候と説明しています。映像と同じときの情報か分からなければ、「同じ条件」とは決めつけないようにします。
展示タイムも、表示された数字と、目で見た走りを分けて読む項目の一つです。詳しく比較するには、何を測った数値かを確認する必要があります。まずは、このページの手順で「何を見たか」と「何がまだ分からないか」を説明できるようにしましょう。 次は展示タイムの見方と注意点で、測定区間と比較する条件を確かめます。
展示で見たことをほかの情報と組み合わせるときは、ボートレースの予想を考える手順で、確認した事実・自分の考え・まだ分からないことを書き分けてみましょう。
出典と確認範囲
用語やルールの説明は、以下の公式資料をもとにしています。例題や図解は、理解を助けるために当サイトで作成しました。
- BOAT RACE GUIDE:展示航走
本番前のスタート展示と周回展示
資料確認日: - BOAT RACE GUIDE:スタート展示とは?
スタート展示では本番を想定したコース取りとスタートを行う。ピットアウト・進入・STが確認の対象。展示と本番でスタートコースが変わる場合がある
資料確認日: - BOAT RACE GUIDE:周回展示とは?
スタート展示の後に行う周回展示。本番前に旋回や直線の走りを見せる展示
資料確認日: - BOAT RACE 用語辞典:スタートタイミング(ST)
大時計の0秒を基準とするSTの定義と1/100秒単位の表示
資料確認日: - BOAT RACE:本サイトについて(直前情報の更新内容)
直前情報の体重は当日の直前体重。水面気象情報は原則、直近のレースの天候を表示する
資料確認日: - BOAT RACE:直前情報の見方・部品交換凡例
直前情報の部品交換表示と略称の確認先
資料確認日:
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