どうも、まくるです。今回はボートレースの舟券予想に欠かせない「展示の見方」について解説したいと思います。展示の見方を覚えて予想の精度を高めよう!
この記事では、展示を見る時にチェックしたいポイントについて解説しています、ボートレース初心者の方は必読の内容となっております。
目次
ボートレースにおける「展示」とは?
はじめに「展示」についておさらいしておきます、初心者の方以外は読み飛ばしてOKです。
展示とは、本番前に行うテストのようなもので、本番を想定したピットアウトからモーターの状態をお客さんに見てもらい予想の参考にしてもらうために行う(スタート展示・周回展示)
スタート展示ではコース取りやスタートタイミングを見る、周回展示ではターンの膨らみ具合やモーターの調子(出足・回り足・伸びなど)を見るのが基本。
展示を見る時のポイント4つ
展示を見る時のポイントは大きく4つあります、上から順に解説していきます。
- コース取り
- スタートタイミング
- 行き足
- 回り足
- 展示タイム
①:コース取り
まず最初に①~⑥各艇の進入をチェックします、基本的には「枠なり」かどうかをチェックする作業になります(枠なりとは、①~⑥の並び順通りの進入)
枠なりかどうかはサイトや予想アプリで展示情報を見れば分かりますが、実はその情報だけでは不十分、掲載している情報から分かるのは並び順だけで、スロー・ダッシュの位置取りなど各艇の「深さ(位置)」が分かりません。
枠なり進入にも色々種類があって、例えば「スロー3ダッシュ3」の定番隊形、「スロー6(オールスロー)」のイン有利隊形、「スロー2ダッシュ4(3カド)」のダッシュ有利(チャンス)隊形など、同じ枠なりでも艇の深さによっては展開予想が変わってくるので、枠なりかどうかに加えて艇の位置取りもチェックする必要があります。
ただ単に枠なりである事を理解するのと、外の艇に動きがあったけど内の艇にブロックされ枠なり(オールスロー)になったとでは意味が変わってくる。
②:スタートタイミング
コース取りを確認したら次はスタートタイミング(以下:ST)をチェックします、各艇のスタートの早さを見るだけで問題ありません、ボートレースはスタートが早い選手ほど有利(展開を作りやすい)なので、本番でもスタートが早そうな選手・遅れそうな選手を探す作業になります。
イン逃げ中心の予想なら、スロー三艇(①②③)のSTを要チェック、ダッシュからの捲りから波乱を狙いたいならダッシュ三艇(④⑤⑥)のSTに加えカド受け(③)のSTをチェックといった感じ、慣れてくると全艇のSTから大体の展開がざっくり読めるようになります。
STが早くてもタイミングを合わせただけで全速でスリットを通過できていない選手、つまりスリット通過直後に下がっている(減速している)選手は参考外です。
③:行き足(スリット気配)
スタートタイミングと併せて「行き足」もチェックしておきましょう、モーターの行き足が良いとスタートしやすい(早い)傾向にあります(行き足とは、スタート時の助走から1周第1ターンマークまでの加速状態こと)
なので、展示で行き足が良くSTも早い場合は本番でも良いスタートを切る可能性が高まります、逆に行き足が悪くSTが遅い場合は本番でもスタートが遅れる可能性が高まります。兎にも角にも行き足が悪い選手は本番のスタートにあまり期待できません。
行き足の良し悪しは「スタート起こしからの加速感」と「スリット通過後の伸び」を6艇で比較すると大体分かります(スリット通過後にレバーを放っている人は参考外)
後者に関しては、スリット気配と呼ぶ人もいて予想の指標に使われる事もあります。行き足が良く伸び型のモーターは気持ちスタートが早いだけで直まくりまで持っていける可能性を秘めています(つまり、行き足は大事)
各艇のスタート力(行き足の性能含む)を把握できると、その精度に比例してスリット通過後の隊形を予想できるようになり、イメージした隊形は展開予想に大きく役立ちます。
隊形に応じた展開パターンは下記の記事で解説しています。
④:回り足
展示では、ターンマーク付近の「回り足」をチェックする事も大事、とされています。というのも個人的には舟券予想を大きく左右する指標ではないと思っている。(回り足とは、ターン時のかかりや足回りのこと)
回り足に関してはターンする際の膨らみ(ターン半径)を見ると分かるとされていますが、最近だとサイトや動画配信で「回り足タイム」が公開されていることが多いのでそっちで確認した方が楽だし正確かなと思います(出足や伸び足も確認できるし)
個人的には展示で回り足を見るというよりかは、しっかりターンできているかどうか、下手な選手(買えない選手)を見極めるって感じかな。
グレードが大きいレース(G1・SG)、特にSGは実力のある選手しか斡旋されていないので、上手いか下手かを見る必要はなく、純粋にモーター性能をチェックするだけで十分です。
⑤:展示タイム
展示でよく見られるデータと言えば「展示タイム」です。展示タイムとは、2周目のバックストレッチから第2ターンマークまでの150mで計測したタイムの事で、展示タイムが早いほどモーター性能が良いと考えていいです。
とはいえ、展示タイムに関しては気候や水面状況、走る選手の実力によって大きく影響を受けるので過信は禁物、あくまで参考値と考えるのが無難かと思います、ボートレースの基礎として一応見ておく程度でいいかと。
展示タイムについては下記の記事で解説しています。
まとめ:展示を見る時のコツ
今回の記事の内容を簡単にまとめます、展示は以下5ステップで見ると簡単です。
- ピット離れ→コース取りを見る
- スタートタイミングを見る
- 行き足(スリット気配)を見る
- ターン時の足回りを見る
- 展示タイムを見る
展示を見る時は自分がどういった予想をしたいのか、どういった舟券を買いたいのか決めておくと効率的。
例えば、私のようにイン逃げ本命から買いたい時は、コース取り(進入)は枠なり3対3である事、スロー3艇のスタートタイミングが遅くない事(一号艇が早く三号艇が早すぎないのが理想)、4カド(四号艇)の行き足が良すぎない事を重点的にチェックするだけ。
自分が得意とする展開から逆算して考えると展示で見るべきポイントを絞る事ができる、当てはまらなかった時は「買えないレース」と考えられるのでレース選びにも役に立ちます。
慣れないうちは、コース取り(進入)とスタートタイミングを見るだけでも十分かと思います。最初のうちから全て理解しようとすると大変なので、少しずつ慣らしていくことをオススメします。
ということで、今回は以上になります。
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