ボートレースで青色のカポックと言えば四号艇ですが、4コースを走る選手は3連単を当てる上でかなり重要な役割を持つことをご存じでしょうか(初心者の脳内に語りかけています)
四号艇の勝ちパターン(傾向)は基本的に「差し」か「まくり」の2つしかありません、2,3着なら前者、1着なら後者の割合が多いです。
今回は、4コースの傾向をおさらいしつつ、予想に役立つヒントについて解説できたらなと思います( `ー´)ノ
目次
四号艇(4コース)の勝ちパターンまとめ【決まり手】
①:差し
4コースを走る選手が最初の1Mで取る動きのほとんどが「差し」であり、2コースの差しの更に内側を差す形になるので「二番差し」と呼びます。
一号艇が先マイして、そこを差す二号艇がいて、更にその内側を四号艇が差すという流れが一般的、見て分かる通り後差しになるのでここで差しを決めて先頭に追い付くにはモーター性能(出足と伸び)が必須、もしくは誰かのミスが必要になります。
4コースの良い所としては、差すだけである程度の着をまとめられるところで、②③がやり合うとスペースが出来るのでそこを差すだけで2着(8点)ゲット、上手い選手なら最低でも4着と言った感じで大崩れしないのが4コースの強みの一つでもあります。
内側の艇(①②③)が勝つ時は大体2,3着に4号艇が絡むイメージ。舟券を買う時に非常に買いやすい目が4コースなのだ。
②:まくり(捲り)
4コースの決まり手でダントツで多いのが「まくり」です、助走距離をしっかり取ってダッシュの最内(4カド)からスピードを乗せてスタートを切れます、3コースの選手がスタートを遅れると高確率でまくりが決まる。
風がよく吹く水面では要注意。例えば、ボートレース平和島はアウトコースが有利な水面なので、強力な追い風を武器に4コースの選手がそのまま内側の艇(①②③)をまくってしまう事はよくあります。
ボートレースは2回に1回はイン逃げが決まると言われるほど内側の艇が有利という事を考えれば、それをひっくり返す4カドからの捲りは波乱の目として一番期待値が高いと言えます。
③:まくり差し
4コースの決まり手で2番目に多いのが「まくり差し」です、割合を整理すると下記のような順番になります。
「まくり > まくり差し > 差し」
捲り差しは3コースがスタートを遅れて、そこを4コースの選手が被せて①②の間をまくり差すパターンが多いです。3コースがスタート下手な選手だと狙える目と言えます。
決まり手を比較した時に「差し」より「まくり差し」の方が多い理由の一つとしては、後者の方がダッシュの強み(スピード)を活かした戦い方が出来るからだと考えます。
先にターンした艇の動きや展開に合わせて「差し」「まくり」「まくり差し」使い分ける4コースは何でも屋と言える、がゆえに実力や足も求められる。予想屋さんはよく「自在戦」という言葉で4コースを表現していますね。
④:抜き・恵まれ
4コースでは道中を競り勝つ「抜き」も多少見られます。一番分かりやすい例だと、最初の1Mを一号艇が先マイして四号艇が差し抜けて①④隊形から、2周1Mで差して抜いてしまう展開です。1-4が人気した時に4-1も売れる背景にはこの抜きも多少考慮されています。
他にも三号艇が捲りを決めて四号艇が続いて③④隊形から、道中で逆転するパターンとか、B級選手がロケットスタートから3コース捲りを決めて周回する度に四号艇のA級選手に詰められて最後に抜かれて④③決着なんて事も多いです。
恵まれも稀にありますが、その名の通りラッキーパターンです、ここは解説の余地はないですかね。
4号艇に注目した展開予想の仕方
4号艇に注目した展開予想の仕方について解説しておきたいと思います、3コース解説記事(記事の一番下にリンク)でも触れたように4コースの選手は「差し」を中心に狙うのが私のスタンスです。
4コースは差しから23着の予想がおすすめ
私はゴリゴリの本命党なので、4コースを中心に舟券を予想する時は「差し」がメインです、従って「まくり」の可能性がないレースを選びます(イン逃げ率が高いレース)
分かりやすい例だと、一号艇にA1級選手、四号艇にA2級選手、他はB級選手の番組編成とかですね。この時に「③が平均ST遅い」、「④が平均ST早い」とかだとまくりの可能性が出てくるのでそういったレースは買わないこと。
これを踏まえて、イン逃げが決まる場合の買い目テンプレートは以下の通りです。
本線:1-4-23(56)
抑え:1-23-4
本線は、1周1Mで二番差しを決めた④の二着から、内の艇が残すパターンが多いのと道中での抜き返しを考慮すると本線は「1-4-23」が現実的、⑤が握ってぶん回して残せるなら「1-4-5」、⑥は後差しから最内伸びて2Mでごちゃつけば「1-4-6」といったところですが流石に大外のB級選手は保険で買う程度です。
例外としては、③のスタートが遅れて④が被せた時は実質3コースとなりますので、その時は「1-4-56」の目は全然あります。しかし、そういった展開になりにくいレースを選ぶのが前提にありますので、本線は基本的には「1-4-23」となります。
抑えは、1周1Mで②が差しから残して③は④に捌かれて「1-2-4」、1周1Mで③が②を沈めて「1-3-4」の2パターンがほとんどで、1-4本線なら抑えは「1-23-4」と簡単に予想できるのが4コース中心に予想する時の魅力だと私は考えています(点数を絞りやすい)
4コースを予想する時の注意点
4コースは言ってしまえば「差す」だけで着が取れるので、予想する側としても他のコースと比べてかなり楽に展開を予想しやすいわけですが、そんな簡単な話ではないのがボートレースでして、いくつか注意点があります。
- 実力がある(最低限)
- モーターが悪くない
①:実力がある(最低限)
まず最初に、実力があることが最も大事です。4コースは差すといってもシャープな差しが求められます。下手な選手はレバーを放って速度を落とすまでがぎこちなかったり他の艇の引き波に乗ってしまったり、差す前に撃沈というパターンが多いです。何より、4コースは差してからの道中も大事なので3周回った時の総合力で考えるのがベストでしょう(結果的にA級選手をチョイスする事になる)
腕とは別に「差し巧者」の選手を選ぶと尚良しです、これはコース別成績から4コースの3連対率をチェックするのがベストです。2コースや4コースの成績(3連対率)が他と比べて高いと差しが上手いという事です。
これは私の感覚の話なので参考にしなくてもいいですが、私は4コースの3連対率を見る時は2着率に重きを置いていて、具体的には下記のような感じで評価します。
- 2着率が高い = 良い
- 2着率と3着率がほぼ同じ = 良い
- 3着率のみ高い = 普通
4コースの3連対率で2着率が高い選手(※)は高評価です、一つ着を落としても3着なので舟券に貢献してくれるという考え方です。3着率だけ異常に高い選手は2着を取る力が無いと考えます、一つ着を落とせば4着なので前者と比べるとマイナス評価、軸にはしにくい。
※2019年グランプリ覇者である石野貴之選手(4168)は「石野信用金庫」と呼ばれるほど舟券貢献の期待値が高い選手ですが、4コースの2着率を見てみるとかなりの割合を占めている事が分かります。
SG級選手は総じて4コースの2連対率が高いです(もしくは3連対率と同じ)
これも言ってしまえば「差すだけ」を実行している形で、それが出来るから安定して得点を重ねて準優まで乗れる、つまりA級選手になれるという事ですね。
②:モーターが悪くない
4コースを走る選手のモーターが悪ければ信頼度大幅減です。二番差しを入れる4コースの選手は先にターンした①②③の引き波を超えていく必要があるのでモーターが貧弱だと差しは届きません。これは2コースの選手にも同様の事が言えます。
②④は差しに構える為に一時的にスピードを落として回るので、ある程度モーターに出足がないと波の上でもたついて3着争いか1周1Mでオワタとなります\(^o^)/
まとめると、4コースは展開を見極めてしっかり差せる腕も大事だけど、やっぱりモーターあっての差しだと私は思います。
①②④の目が強い住之江で、4コースをA級の地元選手が走ったとしても足が悪いとやっぱり4着5着やしね。
終わりに
4コースが舟券に絡んできそうだなと思った時は、4コースの選手が差しを決める裏付けと、差しが決まらないつまり負ける展開を逆算して展開を予想するといいかと思います。
負ける展開に関しては、4コースの選手が4着なら前を走る選手は誰?どういう展開?どういう状況?ってのを考えるといい。
例えば、「1=2」は堅いという予想から「1-2-4」にならない展開を考えてみる。足は「③ > ④」という情報があるなら、波のないところを回った③に対して、引き波を超えていかなければならない④、足の差もあり③が前方で「1-2-3」の隊形に、全力で追走するも届かずという負け筋はそっくりそのまま抑えの買い目となる。
というような感じです。
もちろん考え方は人それぞれだと思いますし、これが正解だとは言いませんが、実際にこの考え方で万バリを的中させたり、今でも十分遊べていますので大枠間違ってはいないかなと思います(一応保険つけた。笑)
最後に的中例を並べて締めたいと思います、ではまた明日!
ワシは「1-234-234」が最強だと思っておる。②の差し、③の全速、④の差し全てをカバーできるからのう。最低でも6点必要なのと外を全くカバーできないのが難点じゃが。
仙人久しぶりwwww
[…] 【競艇】4号艇が勝つ傾向「差し/まくり」の自在戦。勝てる!3連単の狙い方ボートレース(競艇)において、四号艇(4コース)の勝ちパターン(傾向)は基本的に「差し」か「まくり […]