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【競艇】ヤバイ!前付け選手(イン屋)まとめ【予想注意】

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今回のテーマは「前付け」、ボートレースはピットを離れた後のコース取りが超重要で、前付けは積極的に内のコースを取ろうという動きのことです。

皆さんもご存じの通り、ボートレースでは内側を走る艇ほど有利という事実があります、一号艇がそのまま逃げて一着を取る確率は大体50%くらい、特定の場では勝率70%を超えるボートレース場も存在します。6コースの勝率は一年を通して数%程度、その差は歴然です。

まくる

ただ、現実には積極的にコースを取りにいく選手、前付けする選手は限られている。

前付けには助走距離が短くなりスタートの難易度が跳ね上がるデメリットもあるので、安易な前付けは逆に不利になる、前付けするにはそれ相応の腕が必要なのだ、今回はそういったイン屋と呼ばれる前付け選手達を紹介してみたいと思います。

目次

ボートレースで活躍する!前付け選手の紹介

①:インの鬼「西島義則」

インの鬼といえば[3024] 西島義則(ニシジマ ヨシノリ)選手、どんな状況下でも前付けし積極的にコースを取りに行く。どれだけ進入が深くなろうと内以外では走らないという気迫はまさにインの鬼。

前付けはスタートの難易度が跳ね上がる為、必ずしも良い結果が付いてくるわけではない中、西島選手は好成績を残し続け今でもSGを走る実力者、イン屋と呼ばれる前付け選手の中でもG1・SGのタイトルを数多く獲得しているスーパーレジェンド。

②:群馬のイン屋「江口晁生」

群馬支部の[3159]江口晁生(エグチ アキオ)選手、勝つために必要な最善手を常に打つことで勝ち続けた山崎智也選手に並ぶ群馬のレジェンド、2020年4月1日に下関を優勝し全国24場制覇の偉業を成し遂げた(史上29人目)

基本的に2コースまで前付けし差しを徹底的に狙うタイプ、地元の桐生では前付けからの差しは絶品で一般戦ではほぼ敵なし、座右の銘は「恐れるな挑め」でストイックな性格、地元桐生で江口選手が走るレースは買いだ。

③:水上のファイター「今村暢孝」

[3265] 今村暢孝(イマムラ ノブタカ)選手、相手が誰であろうが2コースまで取りに来るゴリゴリのイン屋、積極的なのはコース取りだけでなく道中の競り合いも攻撃的で不良航法をよくとられる。

一般戦なら前付けから活躍し準優まで乗ることもあるが、微妙なときは本当にダメで予想するお客さん的には扱いの難しい選手ともいえる。

④: 深イン真二!「深川真二」

深イン真二こと[3623] 深川真二(フカガワ シンジ)選手、前付けといえば深川選手を思い浮かべる人は多いはず、助走距離の短い深インでも0台スタートを決めてくるインのプロ。

江戸川での前付けは伝説で、前付けでインを奪取した深川選手は潮に流され45m起こしという前代未聞のスタートに、それでもしっかりスタートを決めて抜かれながらも3着に残す腕は流石の一言です。

⑤:スーパーピット離れ「石川真二」

[3473] 石川真二(イシカワ シンジ)選手、ピット離れから一気に2コースを取りに行くイン屋で、使っているペラがかなり特殊でスーパーピット離れからインを奪うことも、出足に特化しているので直線のノビは弱い特徴があります。

ゴリゴリにインを奪いに行く姿からインコースが得意なのかと思いきや、本人も言うようにインコース(一号艇)は苦手だそうです、なんだそりゃ。笑

⑥:前付け名人「鈴木幸夫」

[2876] 鈴木幸夫(スズキ ユキオ)選手、60歳を超えても積極的にコースを取り行くイン屋の中でも屈指の鉄人、基本的に走るコースは2コースで確実に着を取り得点を重ねる堅実派。

最近でも一般戦を優勝したりと衰えは見せながらも実力は健在、今でこそ一般戦が多い鈴木選手ですが甘く見ると痛い目に遭う。個人的には「買うと飛ぶ、切ると来る」そんな印象がある選手で相性はかなり悪い。笑

⑦:インの鬼姫「鵜飼菜穂子」

[2983] 鵜飼菜穂子(ウカイ ナホコ)選手、女子ボートレースの礎を築いたと言っても過言ではないレジェンド選手の一人、積極的にコースを取りに行く女子選手は数少ない。

今は流石に衰えを見せてはいるが、かつては女子王座決定戦を3連覇した実力者でもある。モンキーターンをしない(できない?)事でも有名で、三連対に絡んだだけで良い配当になる。

追記、4期連続で規定勝率に到達できず、2020年10月29日の常滑競艇場でのレースをもって引退。

⑧:夜の前付王「村上純」

[3919] 村上純(ムラカミ ジュン)選手、G1・SGのビッグタイトルは獲れてないものの一般やG3開催では力を発揮、積極的にインを奪いにいっては波乱を巻き起こす。

ボートレース大村で開催された「夜の前付王決定戦(2020年2月3日~2月6日)」では、優勝戦で六号艇から2コースまで動いて1Mで差しを決め優勝し前付け王に輝いた。

⑨:非情のワイルドボーイ「上瀧和則」

[3307] 上瀧和則(ジョウタキ カズノリ)選手、知る人ぞ知る競艇時代からのイン取り屋、積極的にインを取って戦う姿から付けられた愛称は「非情のワイルドボーイ」、通算SG優勝4回に記念も17回優勝と実績も華々しい。

現日本モーターボート選手会選手会長の肩書きを持ちながら、最近は選手としてレースを走る事もしばしば、レーススタイルは持ち前のスタート力を活かしたイン速攻。全盛期と比べると衰えは見えるが、そこらへんのB級選手と比べると割と走れるほう。

前付けをする選手が少ない理由【考察】

ボートレースはインコースほど有利でアウトコースほど不利という事実があり、前付け展開を有利に運ぶための戦略としてはかなり効果的なわけですが。

実際に前付けをする選手は限られていて、前付けに対してコースを譲らない選手はそこまで多くいません、普通に考えて前付けをして有利になる選手がいる以上、不利になる選手もいるわけで、「どうして簡単にコースを譲るの?」と思う人もいるかと思います。

こんな質問もいただきました。

ふねバカさんこんにちは! ボートレースを始めて半年以上一年未満の若輩者です。 いわゆる前付け選手と言われる人達がいますが、(西山選手や深川選手など)ボートレースはインが有利なのに、どうして皆インを譲るのかが未だにわかりません。 例えばA1選手が常に前付けすることで、6コースよりも明らかに勝率は上がるわけで、これを譲るのが私は未だに謎です。 (ピット離れ遅れた場合とかは除く)

一緒に走る選手も上下関係があったりするのもわかるのですが、成績=稼ぎになる訳だから無理矢理でもインを譲らない動きをしないと駄目な気もしますが…。 本当はそう考えるとピット離れた時から椅子取りゲームみたいなイン取りの動きに皆がなっても良いと思うのですが。 明確な答えや理由ってあるんですか?

ボートレーサーは個人事業主であり成績を残すことが稼ぎとなり生計を立てる術であると考えれば、自分のコースは主張し抵抗する動きを見せるのが普通と考えるのが一般的です。

これに対する答えは選手の中にしかありません。なので、これはあくまで私の憶測になります。

前付けに対して他の選手が取る動きの背景には「コースを主張することが自分にとってプラスに働くか?」が常にあると思っていて、例えば1コースの選手は絶対にコースを主張します、抵抗して1コースのままと譲って2コースの場合だと明らかに前者の方が自分にとって有利だからです。

2コースの選手はどうでしょう、主張して2コースを死守したはいいものの深インは免れません、それなら譲って3コースからスタートを決めれば捲りの可能性はいつもより高くなる、そっちの方が自分にとってプラスな気がすると考える選手もいると思います。

更には、前付けに抵抗して起こし位置が短くなりスタートが難しくなると理屈では簡単に言いますが、普段からそういった起こし位置で練習していない選手や経験の浅い選手、地元以外の選手、定点でスタートを切るタイプの選手などはいつもと全く違う位置(景色)でスタートすると遅れたりフライングの確率が高まるのでコースを主張する事自体が自分を更に不利な状況に追い込んでしまう可能性があります。

そして、コースを主張すると隣(外側)には前付けしてきた選手がいるわけで、スリットを通過してからは前付けにきた選手の攻めを受け止めたり捌く必要性も出てきます、そういったコースを主張することで起きるリスクを総合的に考えて主張したり譲ったり判断していると私は考えています。

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  1. […] 進入で動く(前付けする)選手、いわゆるイン屋と呼ばれる選手がいる場合は注意です。特に外の五号艇か六号艇からコースを動いてくる場合はスローの起こし位置がいつも以上に深く […]

  2. […] 福岡の水面は助走距離が短いので前付けする選手がいる時は要注意、他場の深インと同じように考えてはいけない、100Mを下回る起こしならあっさりまくられる事も(インがかなり不利) […]

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