愛読者の多いボートレース専門誌「BOAT Boy(ボートボーイ)」が休刊になるようです、マクールと切磋琢磨してきたライバル誌がなぜ今になって休刊に、、、
※追記:4月9日発売の5月号から復刊することが決まったそうです。
「BOAT Boy(ボートボーイ)」遂に休刊に
名称 | BOATBoy(ボートボーイ) |
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種類 | ボートレース専門雑誌 |
創刊 | 1996年3月に発売(4月号)~ |
休刊 | ~2020年6月に発売(7月号) |
発行元 | 日本レジャーチャンネル(JLC) |
1996年3月に発売されてから24年間、ボートレースファンに愛され続けたボートレース専門誌「BOATBoy(ボートボーイ)」が2020年6月に発売される7月号をもって休刊となります(廃刊ではありません)
競艇時代から続くボートレース専門雑誌と言えば「マクール」と「BOATBoy」の二つでしたが。その一角が崩れるのは何とも言い難いものがあります。
BOATBoyの編集長で有名な黒須田守さんは休刊を受け下記のようなツイートをしています。
BOATBoyは6月11日発売の7月号をもって一時休刊となることになりました。言いたいことはいろいろありますが、JLCの判断なので仕方ない。ただただ無念、悔しいです。ともかく、今日からのオールスター取材、粛々と頑張ります。
— 黒須田守 (@kurosuda1) May 25, 2020
定期購読を契約している読者への返金については7月号でお知らせするようです。
たくさんコメントありがとうございます。泣けてきます。ボート伝えていく意欲は萎えてません! またビッグレース現場レポートは続く予定。あと、定期購読いただいていた皆様、返金問い合わせの案内は7月号に載るのでご覧ください。
— 黒須田守 (@kurosuda1) May 26, 2020
BOATBoy7月号の編集作業がすべて終了。これで一時休刊。次を考えなくていいのは楽だけど……楽なんだけど、酒が苦いです。美味くない。でも篠崎仁志のSG初優勝を書けたのは嬉しかった。おめでとう! pic.twitter.com/p4JQAlPofn
— 黒須田守 (@kurosuda1) June 2, 2020
このタイミングで休刊する理由
ボートボーイはマクールと同じくらい愛読者が多い印象だったので、休刊する理由がすぐに出てきませんでしたが、タイミング的に例の感染症の影響か?と一瞬思いましたがそういうわけではなさそうです。
無観客開催が続いて場内での売り上げは無くなったものの、その一方でネット投票は凄まじい勢いで伸びており、2020年5月26日~31日にボートレース住之江で開催されたSGオールスターでは、フライング等の大幅返還があったにも関わらず目標売上90億を大きく超える152億4546万9800円と絶好調ぶり。
であるなら、無観客開催が続く今だからこそボートレース専門誌が活躍するのではないかと思っていましたが現実はそうもいかないと、ボートレースを管理するのは国土交通省(公営ギャンブルなので)であり、BOATBoyを発行するのはJLCとは全く別もので舟券の売り上げが伸びても関係ないですからね。
ボートレースは好調でも、雑誌的には売上は良くなかったのかも、JLCもボランティアで発刊しているわけではないですからお金にならないと続ける意味がない。
売上の話でいうと、2020年3月末をもってJLCからスカパーでの685Wプラス、686プラス、687プラスの放送を終了し5チャンネル体制に切り替えるというコスト削減も図っているようなので、売上的に厳しい現状が既にあった上でのBOATBoy休刊という事なのかもしれません。
つまり、売上的に厳しい状況で休刊という選択をするという事は、BOATBoy自体はそこまで儲かっていなかった、もしくは赤字だったと考えるのが自然かと思います。あとデジタル化が進むこのご時世に紙媒体は将来性の観点からも切りやすかったのかもしれません。
まぁ確かにボートレースは好きだけど専門雑誌の購読は興味ないって層は結構いそうだしね。ちなみに自分は買ったことも読んだことすらないです。汗
公営競技の専門誌と言えば最近では競馬最強の法則、何年か前にはKEIRINマガジンが休刊になる、というファンにとって非常に残念な事がありました。
そして今回はボートボーイが休刊する訳ですがこれは恐らく、紙媒体というメディアが時代の流れにそぐわなくなった、という事情が大きく影響しているのかも知れません。
手前味噌ですが今年1月いっぱいで私の住む町の本屋が閉店しましたが、そこではボートボーイも売っていたのかどうかは定かではありません。
「ボタボーイ」=BOTA Boyになってますよ
ご指摘ありがとうございます!
修正させていただきました!