どうも、まくるです。
今回は、競艇の「ダンプ」について紹介したいと思います、ダンプといえば競艇時代でよく見た神業テクニックですが今だとどうでしょう( ・∇・)
この記事では、競艇(ボートレース)用語の一つ「ダンプ」の意味と実例にを紹介したいと思います。初心者の方は参考にどうぞ。
目次
競艇のダンプの意味とは?
先行艇との間に、相当の艇間距離(3~4艇身)があるにもかかわらず、艇首(バウ)をあまり返さず突っ込んで相手を飛ばし、自分はその反動で前に出てくる航走のこと。
引用元:ボートレース公式サイト
要は前を走っている艇に体当たり(ダンプ)を仕掛けて、相手のスピードを奪って自分はその反動で前に進むこと、ダンプされた相手は推進力を失うので大体は後続艇に抜かれて下位着となる。
軽度なダンプ(1〜2艇身)はお咎めなしになるケースはあるものの、相手の被害状況や接触によってできた艇間距離によっては不良航法及び妨害失格となるケースは極めて多い。
競艇の神ダンプ/レース3選
①:第34回笹川賞優勝戦・原田幸哉のダンプ
第34回笹川賞優勝戦で原田幸哉選手が松井繁選手に対して行ったダンプ、これは艇史に残る伝説のダンプとして語り継がれています。
1周1Mで①瓜生を②松井が差して先頭艇に、そこで三番手を走っていた⑤原田が1周2Mで②松井にダンプを行い二番手だった①瓜生が先頭に変わり逆転、そのまま優勝を果たしました。
SGに最も近く最も遠いと言われた瓜生正義選手、優勝戦では一号艇の好枠を手に入れSG制覇に王手、しかし本番では松井繁選手に差されてしまい万事休す。
この一件が伝説となった背景としては、瓜生選手と原田選手は同期であり、中々SGを取れない瓜生選手を後押しする形で優勝をフォローしたのではないか、同期間の私情を挟んだ故意ダンプではなかったのかという点で大きく話題に取り上げられました。
②:G1宮島61周年記念 予選9R・坂口周のダンプ
G1宮島チャンピオンカップ開設61周年記念予選9Rで坂口周選手が麻生選手に対して行ったダンプ、危険すぎるダンプとしてかなり有名です。
2周1Mで三着争い真っ只中の①坂口が先頭を走る②麻生にダンプ、着順は大きく入れ替わり「3-1-5」、一着と思われた②麻生は5着という可哀想な結果に。
このダンプに関しては未必の故意となりそうで、三着争いで進藤選手に舳先をかけられゴリゴリやり合う形に、マイシロが無いためターンできずそのまま麻生選手にぶつかってしまったと。坂口選手のデンジャラスターンなんてコメントもありましたね。笑
②:G1宮島65周年記念 予選8R・坂口周のダンプ
G1宮島チャンピオンカップ開設65周年記念予選8Rで松尾昴明選手が安河内将選手に対して行ったダンプ、ダンプによる妨害失格の典型例として有名。
3周1Mで①松尾が艇間かなり空き先マイする⑤安河内に強烈ダンプ、⑤安河内は転覆こそしないものの凄まじい衝撃で吹き飛び下位着に、①松尾は三番手に浮上しましたが妨害失格となり「2-3-6」で決着。
これは典型的な報復ダンプと考えていいかと思います、道中2周1Mで松尾選手は安河内選手と接触(松尾選手は行かせて差せば回避できたはず)
その結果下位着争いになってしまい、せっかくの一号艇の好枠でイン逃げできなかったこと、若手選手にダンプ?されたことにイライラがたまり、3周1Mの報復ダンプに繋がったのかなと思います。