ボートレース福岡の特徴と傾向をまとめました。データも載せておきますので舟券を予想する時の参考にしてみてください!
目次
ボートレース福岡の基本情報【概要】
支部 | 福岡支部 |
---|---|
住所 | 〒810-0071 福岡県福岡市中央区那の津1丁目7 |
公式サイト | https://boatrace-fukuoka.com/ | ライブ中継 | ライブリンク | モーター | モーター情報ページ |
ボートレース福岡の特徴とレース傾向
コース別成績データ
①:コース別成績
コース別成績
コース別成績 | |||
---|---|---|---|
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
1 | 55.0% | 70.9% | 79.7% |
2 | 15.3% | 43.6% | 62.9% |
3 | 16.0% | 39.4% | 59.5% |
4 | 9.2% | 25.6% | 48.1% |
5 | 3.4% | 15.4% | 32.8% |
6 | 1.1% | 5.4% | 17.7% |
(集計期間:2019年10月1日 ~ 2020年9月30日)
コース別成績(G2以上) | |||
---|---|---|---|
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
1 | 61.1% | 79.1% | 87.5% |
2 | 11.1% | 44.4% | 58.3% |
3 | 16.6% | 38.8% | 62.5% |
4 | 8.3% | 20.8% | 44.4% |
5 | 2.7% | 11.1% | 30.5% |
6 | 0.0% | 5.6% | 16.9% |
(集計期間:2019年10月1日 ~ 2020年9月30日)
②:コース別スタート
コース別スタート
コース別スタート | |||
---|---|---|---|
コース | F | L | 平均スタート |
1 | 13 | 0 | 0.15 |
2 | 7 | 1 | 0.16 |
3 | 6 | 0 | 0.16 |
4 | 8 | 0 | 0.17 |
5 | 4 | 0 | 0.18 |
6 | 7 | 1 | 0.19 |
(集計期間:2019年10月1日 ~ 2020年9月30日)
コース別スタート(G2以上) | |||
---|---|---|---|
コース | F | L | 平均スタート |
1 | 1 | 0 | 0.12 |
2 | 0 | 0 | 0.14 |
3 | 1 | 0 | 0.14 |
4 | 0 | 0 | 0.15 |
5 | 0 | 0 | 0.15 |
6 | 1 | 0 | 0.16 |
(集計期間:2019年10月1日 ~ 2020年9月30日)
③:コース別決まり手
コース別決まり手
コース別決まり手 | |||||
---|---|---|---|---|---|
枠 | 逃げ | 差し | 捲り | 捲り差し | 抜き |
1 | 94.3% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 5.5% |
2 | 0.0% | 59.5% | 30.2% | 0.0% | 10.3% |
3 | 0.0% | 12.2% | 53.7% | 22.7% | 10.4% |
4 | 0.0% | 17.7% | 42.7% | 25.0% | 13.5% |
5 | 0.0% | 9.9% | 25.4% | 43.7% | 15.5% |
6 | 0.0% | 4.3% | 26.1% | 47.8% | 21.7% |
(集計期間:2019年10月1日 ~ 2020年9月30日)
福岡の水面特徴・傾向
引用元:ボートレース福岡公式サイト
- 水質は汽水
- 福岡特有のうねり
- イン・アウト受難水面
- 夏場はアウト・冬場はイン
①:水質は汽水
ボートレース福岡は那珂川の河口に位置しており、那珂川の淡水と博多湾の海水が混ざり合っているので水質は汽水になります。荒れ水面で予想が難しいと有名な江戸川も汽水の水面ですね。
水質が汽水のボートレース場は、潮の干満差で塩分濃度が変化するため時間帯によって有利コースが変わる特徴があり、これは福岡も例外ではありません。
同じ汽水でも浜名湖は走りやすい事で有名、汽水のボートレース場だと江戸川と福岡がぶっちぎりで走りにくく荒れやすいと覚えておこう。
②:福岡特有のうねり
福岡の競争水面は1 マークが那珂川の川面に半分近く張り出していて、風向き、風力、潮の干満によって、定期的にうねりが発生するのが大きな特徴。博多湾から吹く左横風は波を起こしやすいので満ち潮の時間と重なるとより複雑で大きなうねりとなる。
満ち潮のときは、1 マーク付近で海水と淡水がぶつかり合い、複雑なうねりを発生させる。とくに北や北東の風が強いときは、博多湾からの波も加わり、より複雑になる。
うねり防止のため、1 マークの防風壁の河口側に 3 基の浮函が設置されているが、多方面からうねりが侵入するため、すべてを止めることは難しい。
うねりが、波と違ってやっかいなのは、選手は視覚的にその強弱を確認しにくい点だ。例えばスタート時、選手は 1 マークの直前までうねりの状況がわからない。コーナーで旋回態勢に入ったところで初めてうねりに気づき、スロットルレバーから思わず手を離すケースも多い。とくにセンターからアウトの艇が、まくりを狙おうとして、うねりに乗ってしまい、まくり不発に終わってしまうシーンも多い。うねりがあるときに、まくろうとするなら、スリット過ぎで他艇より 1 艇身以上飛び出して 1 マークまでに内に寄る、いわゆる「絞めまくり」以外は、アウト艇の出番は少ない。
引用元:ボートレース福岡公式サイト
うねりがある事とインが不利なことを混同し勘違いしている人が見られますが、基本的にはうねりはアウト不利に働きます。
1M直前でしかうねりの強弱が分からないってのは大変ですな。舟券を買う側としてはうねりを超えていける力強いモーターを探すのがベストか。
ボートレースは結局のところモーターなのじゃ。
③:イン・アウト受難水面
ボートレース福岡はインが不利な事で有名ですがアウトも難しいことはご存知でしょうか、比較表を作ってみましたので見てみましょう。
イン・アウト比較 | ||
---|---|---|
条件 | イン | アウト |
うねり有り・満潮 | 有利 | 不利 |
うねり無し・引潮 | 普通 | 有利 |
助走距離 | 普通 | 不利 |
1M振り幅 | 不利 | 普通 |
福岡の水面レイアウトは2M側の奥行きが狭くなっており助走距離が180M(通常は200M)しかありません、助走距離が短いとダッシュからスピードを乗せにくく持ち味を活かせないのでこれがアウト不利(⑤⑥)に大きく影響しています。
福岡の水面は助走距離が短いので前付けする選手がいる時は要注意、他場の深インと同じように考えてはいけない、100Mを下回る起こしならあっさりまくられる事も(インがかなり不利)
④:夏場はアウト・冬場はイン
ボートレース福岡では、夏場は向かい風が吹きやすいのでアウト有利、冬場は追い風が吹きやすいのでイン有利とされています。
更に言うと、夏場は気温が上がりモーター性能が低くなるのでアウト有利、冬場は気温が下がりモーターの圧縮比が高くなるのでイン有利。
結局のところ、水面コンディションやモーター性能なんてのは時期に関わらずレース毎に違いますから、夏場・冬場がどうとかはそこまで問題じゃないです。
狙い目のレース
8R:進入固定戦
ボートレース福岡では8Rに進入固定戦が組まれており、枠なり進入と一号艇に主力選手(原則ではなかったかも)が約束されるので、イン受難の福岡の水面でもイン逃げ本命から予想しやすいレースとなっています。
上記のようにインとアウトで実力差があり(まくられる可能性が低い)、尚且つ一号艇の選手が地元選手の場合は信頼できます、同じA級選手でも斡旋が少なく走り慣れてなかったり当地勝率が低い場合は注意が必要です。
上記は先ほど紹介したレースの翌日8Rです、違いが分かりますかね?、、、まず一号艇の実力(勝率)が怪しい、しかもF持ち。そしてアウトの四号艇には格上の選手がいて、大外には展開を突ける地元の選手。。
細かくいうと三号艇のカド受け選手も心もとないですよね、こういったレースはイン逃げと同じくらい外の選手も売れてしまうので狙い目レースとは言えません、少なくとも初心者の方には難しいレースです。
福岡8Rの進入固定戦は狙いやすいけど、レース選びはしっかりしましょうねって事だな。それでなくても予想が難しい場だからね。
地元で活躍する選手
地元(福岡支部)で有名な選手をまとめました。
- 小川晃司(3352)
- 瓜生正義(3783)
- 江夏満(4136)
- 岡崎恭裕(4296)
- 篠崎元志(4350)
- 西山貴浩(4371)
- 篠崎仁志(4477)
- 日高逸子(3188)
- 魚谷香織(4347)
- 川野芽唯(4433)
- 小野生奈(4530)
- 竹井奈美(4556)
- 大山千広(4885)
福岡支部は福岡をはじめ若松・芦屋もあるので選手の数は多いです、男子だと瓜生選手が昔からずっと有名ですね、数少ないアウト屋の一人でもある小川晃司選手も福岡支部です。
ここ最近だと面白い人柄と実力も兼ね備える西山選手が人気急上昇中、今年の2020年オールスターでも上位選出されています。イケメン兄弟レーサーで有名な篠崎(元志・仁志)選手もSG優勝経験がある実力者です。
女子選手だとグレートマザーの異名を持つ日高選手が昔からずっと人気で2014年の賞金女王でもあります、登番3188で未だにA1級の最前線で戦っているのは普通に凄い。小野選手や大山選手もG1レディースチャンピオンの優勝経験があり将来有望です。
今回紹介した選手以外にも強い選手はもちろん、期待の新人・若手選手がゴロゴロといるのが福岡支部です。
まとめ
ボートレース福岡のポイントまとめ。
- 水質は汽水・干満差あり
- 福岡特有のうねり
- 基本的にはイン不利水面
- うねりがあるとアウト不利
- アウトの助走距離が短い(180m)
- 深インは他の場よりイン受難
- 選手の層は厚く地元選手は期待
ボートレース福岡は「インが不利、うねりがあるとアウト不利、前付け選手がいる時はインから買わない」という事だけ覚えておけば大丈夫かなと思います。
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やっぱり地元選手は「イン逃げ期待度」割増しな感じがする、他支部で走り慣れていない選手はインでも飛びがちよね。